2018年07月05日

ロシアワールドカップ総括。ニッポンの奮戦、そして終戦。

FIFAランキング3位のベルギーを相手にまさかの2点リード、そしてまさかの2-0からの3失点、これほど悔しい負け方もないだろうという終わり方をした日本代表のロシアワールドカップ。
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グループリーグ緒戦の序盤にコロンビアの選手が1発退場して圧倒的有利になったという運の良さはあったものの、決勝トーナメントを含めて4試合合計で6点取ったのは紛れもない事実で、日本代表が確実に成長をしているんだという実感を持てたとともに、世界の強豪レベルはこうも手が届かないものなのかと痛感した大会でもありました。
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自分は少年時代にサッカーをやっていて(ポジションはGKとライトウェイング)、世間から日本代表が劇的に注目されるようになったいわゆるドーハの悲劇よりも前から日本代表を見守ってきた身としては何とも感慨深い2週間で楽しませてもらいました。


今大会が始まる前、世間の日本代表に対する目があまりにも悲観的というか否定的すぎて、個人的に「お前らそんな予防線を張ってて何が楽しいの?冷静にサッカーを見てればイケそうだしボクは信じてるぞ!」と反感すら持っていました。

(↓W杯スタートよりだいぶ前の5月31日のツイート)


(そして6/25のセネガル戦の直後に決勝トーナメント進出を確信&代表を信頼して前日に予約受付がスタートした決勝トーナメント仕様のボールを注文)

参考までに大会開始前のワールドカップtotoの投票率とアンケートを挙げておきますが、実に80%くらいの日本人が「ダメだろ」と思ってたわけです。
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戦前の自分の予想では1勝1敗1分でグループリーグ通過で、コロンビアには負けてセネガルに分け、ポーランドに勝つというものでしたが、コロンビアに勝ってポーランドに負けるという結果でしたけど無事通過。
でも結果的にコロンビアもグループリーグを通過したので、自分の戦力分析は合ってたことになりますね(ドヤッ

2戦目のtotoも2等を当てました。
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ただし、1戦目で勝ったもんだからみんな手のひらをクルクル回してくれちゃったので当選金額は2等なのに1740円。


さて、試合内容ですが、1戦目のコロンビア戦は序盤から相手が10人になってくれたのは幸運以外の何物でもなかったものの、2点取って1失点だから合格点でしょう。
川島と長友の守備的なあぶなっかしさがあったのでレッドカードがなく11人対11人ではもしかしたら負けてたかもしれません。

2戦目のセネガル戦、予想通りというか速さに付いていくので精一杯な守備ではありましたが、川島のアレな守備以外は日本代表の実力通りの力が出ていたし、何よりビハインドを2度追いついて2点取れたことで今まで見られなかった底力の強さがついたのを実感できた試合でした。

3戦目のポーランド戦。
メンバーを6人も入れ替えれば別のチームになっちゃうのは分かりきってて、案の定かなり不安定なチームになって中盤〜自陣でボールを横に回す「ダメな時のニッポン代表」の姿で先制されて追いつけずといういつものパターンに陥りました。

ただこのターンオーバーとも言えるスタメンは決勝トーナメントを見据えた戦略で、主力組を出来るだけ休ませて「絶対に決勝トーナメントに進んで勝つ」という意思表示だったと考えています。

それが如実に出たのが世界から袋叩きにあったラスト10分の「負けてるのにトリカゴ」。
裏の試合のコロンビアがリードを保ってくれることに賭けた超他力本願な消極策ではありますが、フェアプレーポイント差で2ポイント勝ってる状態だから「何もせずにカードをもらわない」というのはごく当たり前の戦術で、しかもあの時はDFの槙野が1枚イエローカードを持っていたので、万が一にも槙野が2枚目をもらって退場してしまうとそれだけでフェアプレーポイントが逆転する状態だったことを考えれば「何かを仕掛けられる状態じゃなかった」のが冷静に見れば分かります。

格好悪い戦い方だけど見栄えより実を取った「肉を切らせて骨を断つ」を実践したわけですね。
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そして決勝トーナメントのベルギー戦。
「日本は守備的に構えてカウンターで点を狙う」とベルギー側は予想していたんでしょうが、日本は序盤から攻撃的に試合を展開して完全にベルギーの虚を突いた形になり、ベルギーが浮き足立ってるのが画面からでも伝わってきました。

そして世界が驚いたけど当の日本人も度肝を抜かれたまさかの後半の序盤で2得点して2点リード、「これは勝つぞ」と思った方が大多数だったでしょう。
ヘッドを撃った本人が「あれは狙ったんじゃ無くて偶然」と断言した「ふんわりループヘディングシュート」が入ってなければ日本は勝っていたと個人的にも思ってます。

あの時間帯で1点返されてしまったことでベルギーに「まだイケる」という確信を持たれてしまい、超攻撃本気モードのメンバー交代をされてしまったことで耐えきれなくなってしまったのが痛かった。
冷静さを取り戻され、本来の実力差が表面化してしまったら策だけではどうすることもできないという世界のレベルの高さをこうも残酷な形で示されてしまった3失点。

直接の敗因は94分の最後のコーナーキックを攻撃に回したこと。
あそこは隅でボールを回してタイムアップを図り延長を狙う手があったのは事実です。

ただ、2点差が付いて敗戦が見えていたベルギーがその本来の実力を発揮して2点を追いついた勢いそのままに延長に突入した場合、日本が勝てる、あるいは守り切ってPKまで粘れる可能性はおそらく限りなくゼロに近かったと思います。
だからこそ、あのときピッチ内にいた選手たちは「ここで決着を付けなければ負ける」という共通意識があり、守備陣も前がかりに陣取ってコーナーキックに賭けたのも頷けます。

その賭けが失敗してベルギーにカウンターを許したのはしょうがないし、最後にゴール真正面で最重要FWにスルーされてしまってはDFもGKも防ぎようが無かった。
勝ちに行って負けたんだからこれはもう勝負としては仕方なくて批難するべきじゃありません。
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日本代表は実力以上の立派な戦いをして世界トップ3のベルギーに負けた。
この一点をもって充分に未来に繫がる敗戦だったはずです。


次世代には浅野、中島、武藤、久保、中山、中村航輔など、期待を持てる選手がゴロゴロいます。
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今回みたいに目先の練習試合の結果に脊髄反射してアレコレ批難するんじゃなくて、結果が出なくてもちゃんとサッカーを見て「本番では勝てる」ように次の4年間、次の代表のスタートである9月に始まり1月のアジアカップからまた応援しましょう、一緒に。



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直前の監督解任劇には今でも個人的にJFAにはかなり不快感を持っていますが、ハリルホジッチ前監督が作ったチームを西野監督が上手く構成して直前の練習試合のパラグアイ戦で「勝てるデッキ」を見い出した。

3戦目のポーランド戦でグダグダだったことからも、1、2、4戦目のスタメンが唯一無二の「これでしか勝てない」というデッキだったんでしょうね。



posted by 家庭菜園 at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | どーでもいい話
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